「リコリス・リコイル」から「水星の魔女」へ 百合に脳を破壊された僕たちは
「リコリス・リコイル」14話楽しみだな~ 早く放送されないかな~
ご主人、リコリコはもう終わりましたよ…14話はありません
嘘だ…嘘だ!嘘だ!!ウソダドンドコドーン
リコリス・リコイルとは?
A-1 Pictures制作のオリジナルアニメ。犯罪を防ぐため暗躍するリコリスの少女たちを描く物語。
第3話のあまりの尊さにオタク達は目を焼かれ、美麗な戦闘描写と日常回の寒暖差で風邪を引き、パンツ回うんこ回を経て脳を破壊されてしまった。さかな~
いけない…リコリコロスで脳を破壊されてしまっている…このままでは命が危ない
ご主人、これ見ましょう「機動戦士ガンダム 水星の魔女」
ガンダムぅ…?
機動戦士ガンダム 水星の魔女とは?
TBS系列の毎日放送製作日曜午後5時枠に放送されるガンダム作品。5年ぶりとなるTVシリーズ最新作。ガンダムエアリアルに搭乗する女性パイロット・スレッタの物語。
これで来週からも生きていけます
正気に戻ったか
「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の魅力
第1話からヒロイン婚約で話題となった「機動戦士ガンダム 水星の魔女」。リコリス・リコイル難民が百合作品だと盛り上がっていますが、もちろん魅力はそれだけではありません。
ここから見れる新しいガンダム
ガンダムと言えば、作品が多すぎてよく分からないと言われることが多いですが、この「水星の魔女」は事前知識無しで楽しめる内容になっています。
学園モノというとっつきやすさ、テンプレのような展開で新規の方でも見やすい内容になっています。
OPにYOASOBIを採用
OPには若い世代に圧倒的な支持を受けているネット発のアーティストYOASOBIを採用。YOASOBIは物語を下地に曲を制作することで知られており、アニメとの親和性が高いアーティストです。
近年も『BEASTARS』の「怪物」、『ブルーピリオド』の「群青」など人気作品の曲を担当しています。
新しい時代への適応を感じさせる人選。今回のOP「祝福」も楽曲制作のために物語を書き下ろす力の入れようです。
プロローグ、そして「星のゆりかご」
まだ1話しか放送されていないのになぜこんなにも話題なのか?と疑問に感じる人も多いと思います。
実はすでに前日譚としてプロローグが配信されており、OP用に制作された小説「星のゆりかご」が公式サイトにて公開されています。
第1話のコミカルで明るい雰囲気と違い、プロローグは物語の重い部分が詰め込まれている重要な内容になっています。これからの物語の広さを感じさせてくれました。
そして「星のゆりかご」はガンダムエアリアル視点で描かれる物語。今回のガンダムには明確に意思があることが判明しました。小説を読んでおけばこれからの物語をより楽しめること間違いなしです。
スレッタにとってエアリアルは家族であり、きょうだいであり、パートナーであり……と、関係性のオタクが泡を吹いて倒れるレベルの仕上がりです。
「少女革命ウテナ」を思わせる設定
第1話の学園、決闘ですべてが決まる、婚約…と往年の名作「少女革命ウテナ」を思い出す人も多かったようです。それもそのはず、シリーズ構成・脚本を大河内一楼さんは「少女革命ウテナ」の小説版で作家デビューしゲーム脚本も担当していました。
少女革命ウテナ……1997年に放送されたテレビアニメ。王子様を志す天上ウテナと「薔薇の花嫁」姫宮アンシーの物語。
新規層に向けた挑戦に加えて、ベテランの脚本家によるしっかりとした土台。古参層に向けたサプライズにも期待したいですね。
そして何といっても圧倒的に綺麗な作画…劇場版のような美しさだよ…
これからの物語が本当に楽しみですね
違います
リコリコファンはとりあえず小説を読んで、続編の発表を気長に待ちましょう。
『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』感想
こんにちは。マタタビです。
今回は『劇場版ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』を見てきましたので感想を書いていきます。
なお、この記事は本編のネタバレを含みますので、未視聴の方はお気を付けください。
はじめに
「ソードアート・オンライン」シリーズのアニメは全てチェックしていましたが、プログレッシブに関しては原作未読でした。
今回は出来るだけ前情報を入れずに、どんな話か楽しみにして劇場に向かいました。
正直、SAOを全く知らない人でも楽しめる作品に仕上がっていたと思います。
『ソードアート・オンライン プログレッシブ』とは?
本編『ソードアート・オンライン』で描かれなかった第1層からの攻略を、作者自らリブートしている作品。アスナが攻略当初からヒロインポジションに居るなど、関係性に若干の変更が行われている。
アスナ視点でリライトされる第1話
TVアニメ第1話で放映されたSAO初日~第1層クリアまでを、アスナの視点でリライトしています。
キリトの視点ではなく、アスナの視点から描かれるというのは新鮮で良かったです。
元々この第1話のシーンはプログレッシブから取られているはずなので、今回は完全版ということになるのでしょうか。
パンにクリームを塗るシーンや、お風呂に入りたがるシーンなど、細かい部分は変わらないまま、じっくりと時間を使って描き直されているのが嬉しかったです。
キリトとの出会いにも変更があって、ヒロインとして正妻ポジの片鱗が見られるのも良かったですね。
「ミト」というキャラクターについて
「星なき夜のアリア」という作品に関して一番の重要人物であるミト。
アスナのクラスメイトで初期からSAOでパーティを組んでいます。おそらく『ソードアート・オンライン』本編から一番変更があった点でしょう。
某ジルド●イを思わせる風貌で、フリーザ(中尾隆聖)の声で喋るのにはさすがに笑いました。ナイスな配役。
メイン武器は大鎌で、今までの登場人物との差別化もされていましたし、何より戦闘シーンにはロマンがありました。大鎌×美少女は良い。
本編では、アスナがSAOに参加した理由は「お兄ちゃんのナーヴギアを借りた」とだけ語られていましたが、ミトが関わってくることで分かりやすくなりましたね。
アスナとミトの物語は、生死に関わる描写が非常に多かった印象です。近年のSAOは「ゲームで人が死ぬ」ということがあまり無いので、「SAO世界のHPが無くなれば死ぬ」と言う重要な部分を描き出してくれていたと思います。
第1層攻略と美麗な戦闘シーン
TVアニメ『ソードアート・オンライン』第1期は2012年に放送されましたので、約9年振りとなるのでしょうか。まさか劇場の大スクリーンで美麗に描かれたディアベルはんとキバオウに再開することになろうとは……そう思いつつ私はニコニコで見ていたキバオウの動画の数々に思いを馳せていました。
見どころは何といっても第1層ボス戦ですが、ボス戦に向かう前のアスナとキリトの会話も良かったです。「ファンタジーの人たちは、大きな魔物を倒しに行くときどんな会話をするのか?」という話だったのですが、これは異世界転生・転移作品が多い中で「『ソードアート・オンライン』はファンタジーではなく、ゲームの話である」と再認識させられる場面だったと思います。
この問いは作者自身の疑問なのかな?とも感じました。
TVシリーズの時でさえ綺麗なアニメーションでしたが、9年の歳月を経た戦闘シーンはやはり素晴らしかったです。ぜひ劇場でご覧ください。
おわりに
やはりテーマソングはLisaでないとな……などと思いつつEDです。
次回作も決定していますので、どんな作品になるか楽しみですね。
予習するならTVアニメ1話をオススメします。
これからもSAOは盛り上がっていきそうなので楽しみです。
【シャーマンキング】「恐山ル・ヴォワール」待望の映像化。果たしてあの曲は流れるのか?
シャーマンキングとは?
『週刊少年ジャンプ』において、1998年~2004年まで連載された作品。人気低迷のため打ち切りとなった。2001年にはテレビ東京系列においてアニメ化。その後2008年より完全版が発売し、新規書下ろしを大幅に加え物語が完結まで描かれた。
2018年に講談社に移り、KC完結版を刊行。2021年の再アニメ化が発表された。
「恐山ル・ヴォワール」の概要
主人公麻倉葉と恐山アンナとの出会いを描く過去編。『シャーマンキング』19,20巻に渡って描かれた長編。
冬休みに小学生麻倉葉が、許嫁に会うために青森へ向かうところから物語がはじまる。映画化も望まれるほどの作中屈指の人気エピソードである。
過去編であり難しい設定も無いので、シャーマンキングが初めての人でも楽しめるだろう。ぜひエピソード0と言った認識で、多くの人に読んでいただきたい。
マタムネ待望の映像化
「恐山ル・ヴォワール」が人気の理由のひとつがマタムネというキャラクター。マタムネは麻倉家に1000年仕える式神(猫又)であり、作中では葉の旅のお供をすることになる。
マタムネは小さなネコの姿にも関わらず、哀愁を漂わせる古風な要旨や、大きな刀を用いて戦闘するなどのギャップがある。どこか夏目漱石の『吾輩は猫である』を思わせるキャラクターである。そして主人公の人生に大きな影響を与える、作中でも重要な人物のひとりである。
しかし、2001年のシャーマンキングのアニメにおいて、途中からオリジナルシナリオに分岐したため、マタムネのエピソードが描かれることは無かった。そのため、「恐山ル・ヴォワール」は映像化されることは無く、ドラマCD化されたのみであった。
今回「恐山ル・ヴォワール」が映像化されるにあたって、マタムネが動く姿が見れるということに感動する人が多かった。2クール目のEDにも登場し、「恐山ル・ヴォワール」への期待が高まっている。
楽曲としての「恐山ル・ヴォワール」
今回の「恐山ル・ヴォワール」の映像化にあたって注目されるのは、「恐山ル・ヴォワール」の楽曲は使用されるのか?という点である。
「恐山ル・ヴォワール」作中に書かれた詩を元に作曲された楽曲であり、ニコニコ動画においてVOCALOIDを用いて2010年に投稿された。完全なファンメイドである。
その後、作者により公認され「もし映像化することがあればEDに」という話があったとされている。2011年には「恐山アンナ」名義で歌ってみたが投稿され、そのクオリティの高さから、「林原めぐみ本人ではないか」と話題になった。のちに林原めぐみ本人であったことが明かされた。
そういった経緯を経て約10年が過ぎ、今回ついに「恐山ル・ヴォワール」映像化するため、どこかで流れるのではないかと注目されている。
EDで「恐山ル・ヴォワール」が流れるのを何度も想像した身としては非常に楽しみである。
どんな映像になるか楽しみですね
素晴らしい映像化を果たして劇場化してくれるのを願っています
「涼宮ハルヒ」シリーズ、どこから読めばいい? これからハルヒを読むあなたへ
「涼宮ハルヒ」シリーズ最新刊『涼宮ハルヒの直観』発売おめでとうございます。
シリーズ約9年ぶりの新刊ということで、大変嬉しいです。
それにともなって、「せっかくだし、涼宮ハルヒシリーズを読んでみたい!」と興味を持つ人も出てくるでしょうし、そういう人が増えてほしいと思っています。
しかし、「どこから読んだらいいんだろう?」「基本的な設定は知ってるけれど…」「アニメは見たけれど…」と、人によって理解度は様々だと思います。
今回はそういった方に対して、少しでも役に立つ記事が書ければと思い、シリーズの順番や覚えておきたい大事なポイント、その他コミックスについて書いていきます。
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