『劇場版 ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』感想
こんにちは。マタタビです。
今回は『劇場版ソードアート・オンライン -プログレッシブ- 星なき夜のアリア』を見てきましたので感想を書いていきます。
なお、この記事は本編のネタバレを含みますので、未視聴の方はお気を付けください。
はじめに
「ソードアート・オンライン」シリーズのアニメは全てチェックしていましたが、プログレッシブに関しては原作未読でした。
今回は出来るだけ前情報を入れずに、どんな話か楽しみにして劇場に向かいました。
正直、SAOを全く知らない人でも楽しめる作品に仕上がっていたと思います。
『ソードアート・オンライン プログレッシブ』とは?
本編『ソードアート・オンライン』で描かれなかった第1層からの攻略を、作者自らリブートしている作品。アスナが攻略当初からヒロインポジションに居るなど、関係性に若干の変更が行われている。
アスナ視点でリライトされる第1話
TVアニメ第1話で放映されたSAO初日~第1層クリアまでを、アスナの視点でリライトしています。
キリトの視点ではなく、アスナの視点から描かれるというのは新鮮で良かったです。
元々この第1話のシーンはプログレッシブから取られているはずなので、今回は完全版ということになるのでしょうか。
パンにクリームを塗るシーンや、お風呂に入りたがるシーンなど、細かい部分は変わらないまま、じっくりと時間を使って描き直されているのが嬉しかったです。
キリトとの出会いにも変更があって、ヒロインとして正妻ポジの片鱗が見られるのも良かったですね。
「ミト」というキャラクターについて
「星なき夜のアリア」という作品に関して一番の重要人物であるミト。
アスナのクラスメイトで初期からSAOでパーティを組んでいます。おそらく『ソードアート・オンライン』本編から一番変更があった点でしょう。
某ジルド●イを思わせる風貌で、フリーザ(中尾隆聖)の声で喋るのにはさすがに笑いました。ナイスな配役。
メイン武器は大鎌で、今までの登場人物との差別化もされていましたし、何より戦闘シーンにはロマンがありました。大鎌×美少女は良い。
本編では、アスナがSAOに参加した理由は「お兄ちゃんのナーヴギアを借りた」とだけ語られていましたが、ミトが関わってくることで分かりやすくなりましたね。
アスナとミトの物語は、生死に関わる描写が非常に多かった印象です。近年のSAOは「ゲームで人が死ぬ」ということがあまり無いので、「SAO世界のHPが無くなれば死ぬ」と言う重要な部分を描き出してくれていたと思います。
第1層攻略と美麗な戦闘シーン
TVアニメ『ソードアート・オンライン』第1期は2012年に放送されましたので、約9年振りとなるのでしょうか。まさか劇場の大スクリーンで美麗に描かれたディアベルはんとキバオウに再開することになろうとは……そう思いつつ私はニコニコで見ていたキバオウの動画の数々に思いを馳せていました。
見どころは何といっても第1層ボス戦ですが、ボス戦に向かう前のアスナとキリトの会話も良かったです。「ファンタジーの人たちは、大きな魔物を倒しに行くときどんな会話をするのか?」という話だったのですが、これは異世界転生・転移作品が多い中で「『ソードアート・オンライン』はファンタジーではなく、ゲームの話である」と再認識させられる場面だったと思います。
この問いは作者自身の疑問なのかな?とも感じました。
TVシリーズの時でさえ綺麗なアニメーションでしたが、9年の歳月を経た戦闘シーンはやはり素晴らしかったです。ぜひ劇場でご覧ください。
おわりに
やはりテーマソングはLisaでないとな……などと思いつつEDです。
次回作も決定していますので、どんな作品になるか楽しみですね。
予習するならTVアニメ1話をオススメします。
これからもSAOは盛り上がっていきそうなので楽しみです。