【シャーマンキング】「恐山ル・ヴォワール」待望の映像化。果たしてあの曲は流れるのか?
シャーマンキングとは?
『週刊少年ジャンプ』において、1998年~2004年まで連載された作品。人気低迷のため打ち切りとなった。2001年にはテレビ東京系列においてアニメ化。その後2008年より完全版が発売し、新規書下ろしを大幅に加え物語が完結まで描かれた。
2018年に講談社に移り、KC完結版を刊行。2021年の再アニメ化が発表された。
「恐山ル・ヴォワール」の概要
主人公麻倉葉と恐山アンナとの出会いを描く過去編。『シャーマンキング』19,20巻に渡って描かれた長編。
冬休みに小学生麻倉葉が、許嫁に会うために青森へ向かうところから物語がはじまる。映画化も望まれるほどの作中屈指の人気エピソードである。
過去編であり難しい設定も無いので、シャーマンキングが初めての人でも楽しめるだろう。ぜひエピソード0と言った認識で、多くの人に読んでいただきたい。
マタムネ待望の映像化
「恐山ル・ヴォワール」が人気の理由のひとつがマタムネというキャラクター。マタムネは麻倉家に1000年仕える式神(猫又)であり、作中では葉の旅のお供をすることになる。
マタムネは小さなネコの姿にも関わらず、哀愁を漂わせる古風な要旨や、大きな刀を用いて戦闘するなどのギャップがある。どこか夏目漱石の『吾輩は猫である』を思わせるキャラクターである。そして主人公の人生に大きな影響を与える、作中でも重要な人物のひとりである。
しかし、2001年のシャーマンキングのアニメにおいて、途中からオリジナルシナリオに分岐したため、マタムネのエピソードが描かれることは無かった。そのため、「恐山ル・ヴォワール」は映像化されることは無く、ドラマCD化されたのみであった。
今回「恐山ル・ヴォワール」が映像化されるにあたって、マタムネが動く姿が見れるということに感動する人が多かった。2クール目のEDにも登場し、「恐山ル・ヴォワール」への期待が高まっている。
楽曲としての「恐山ル・ヴォワール」
今回の「恐山ル・ヴォワール」の映像化にあたって注目されるのは、「恐山ル・ヴォワール」の楽曲は使用されるのか?という点である。
「恐山ル・ヴォワール」作中に書かれた詩を元に作曲された楽曲であり、ニコニコ動画においてVOCALOIDを用いて2010年に投稿された。完全なファンメイドである。
その後、作者により公認され「もし映像化することがあればEDに」という話があったとされている。2011年には「恐山アンナ」名義で歌ってみたが投稿され、そのクオリティの高さから、「林原めぐみ本人ではないか」と話題になった。のちに林原めぐみ本人であったことが明かされた。
そういった経緯を経て約10年が過ぎ、今回ついに「恐山ル・ヴォワール」映像化するため、どこかで流れるのではないかと注目されている。
EDで「恐山ル・ヴォワール」が流れるのを何度も想像した身としては非常に楽しみである。
どんな映像になるか楽しみですね
素晴らしい映像化を果たして劇場化してくれるのを願っています