『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』感想 マスクびしょびしょ
『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を見てきました。
仕事で荒んだ心を浄化してくれる素敵な映画でした。
※こちらの記事はネタバレを少し含む可能性があります。
はじめに
『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、TVアニメのあとの物語、実質的な完結編となっています。
初見の方でも楽しめる構成になっており、映画のみでも十分楽しめます。
しかし、映画で興味をもったと言う方には、TVアニメをぜひ見てほしいです。
そしたらきっと、もう一度劇場版を見たくなりますよ。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』とは?
あらすじ
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は、暁佳奈さんによる小説です。
KAエスマ文庫(京都アニメーション)より2015年より刊行されています。
京都アニメーションが主催する小説コンテスト、「第5回京都アニメーション大賞」の大賞受賞作であり、唯一の大賞受賞作です。(2020年現在)
本編3巻、外伝1巻の全4巻。
自動手記人形(ドール)という手紙などの文章を代筆する仕事に就いたヴァイオレットと言う少女の成長物語です。
ヴァイオレットは自動手記人形になる前は、戦場で戦うことしか知りませんでした。
彼女を保護したギルベルト少佐と戦争を戦い抜き、別れ、両腕を失いました。
戦後、彼女は手紙を代筆していくことで、人々の様々な想いに触れていきます。
果たしてヴァイオレットは、ギルベルトの残した最後の言葉「愛してる」の意味を理解できるのか……
TVアニメについて
2018年1月から4月まで、京都アニメーション制作で全13話構成にて放送されました。
小説と比べると、人物の設定変更やオリジナルキャラクターの登場などの違いはあります。
アニメを見ていないけど、映画を見たいと言う方へ
本音を言うと、TVシリーズ全て見てほしいけれど、どうしても映画を見たいという方へ。
「5分で分かるアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』」という動画が第1~3回の形で公式から公開されています。
計15分ですが、アニメの簡略的な内容はここに全て詰まっています。
「2年前」の動画と聞くと、時代の流れを感じますね。
もちろん、アニメの振り返りにも便利です。
特に神回と言われている第10話は、第3回の冒頭にて語られています。
第10話は、病弱なお母さんが……これ以上書くと泣いてしまうので書きません。
劇場版はハンカチを忘れずに
心が荒んでいたので、もしかしたら泣かないかもしれないぁと思っていましたがこのザマです。
某アーティスト・オーイシ●サヨ氏は、劇場にバスタオルを持参していました。
そこまでとは言いませんが、一応ハンカチと替えのマスクは持っていきましょう。
マスクがビショビショになる可能性があります。
TVアニメを見てから約2年。やっと自分の中で『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が完結したと感じました。
この作品は「手紙」がテーマのように思っていましたが、その本質は「想いを言葉にすること」にあるのかもしれません。