第一章 ハリーポッターと心と体ぶっ壊して仕事を半月休んだ俺
前置き。
※仕事場でパワハラを受けたわけではありません。
※話題のウイルスに感染したわけではありません。
久しぶりの更新になります。
サボっていたのではなく、体調を崩していました。
話は一か月前に遡ります。
私は友人と共にSHIROBKOの映画を見に行きました。
友人は以前気管支炎にかかっていたとかで、時々ケホケホやっていました。
このときにおそらく風邪をうつされたのでしょう。それが悲劇の始まりでした。
2日後発熱。微熱。
連勤と遠出で疲れが出たのだと思い、2日療養。しかし熱は上がったり下がったり。
咳は無いが…背中に病的なコリが… これはまさか?
(最近の事情を鑑みて)名前を呼んではいけない例のアレ?
3年前に肺炎にかかっていた私は心配になりました。
このときはまだ感染者は少数でしたが、もう外出は控えようと思うくらい神経質になっていました。
発熱で保健所に連絡して病院へ。
血液検査正常。肺のレントゲン正常。よく分からず。
経過観察。抗生剤をもらって帰宅。
不安。ただただ不安。
もし感染していたら?会社で高齢の方にうつしたら?仕事への影響は?
遠出しなければよかった。明日肺がダメになるかも。
不安で動悸がして夜眠れず。
倦怠感と疲れ。微熱は上がったり下がったりする。
PCRは保健所に断られた。
会社の了解を得て、一週間…10日…と体調が良くなったり悪くなったりを繰り返して時間は過ぎていった。
小さい頃から心臓がストレスに弱い。
こうして私の心はぶっ壊れた。
ただの風邪だと言うのに不安になりすぎて鬱になり自律神経を失調した。
いわゆるヴォルデモ鬱である。
冷静に情報を調べて考えれば感染していないことは判断できるが、体調を崩しているとそうはいかないし、頭で分かっていても心は言うこと聞かないのである。
100日後に死ぬワニの命日に仕事に復帰。
桜が咲き乱れ、眠っている間に春が来ていた。
しかし体調は万全とはいかず不安は増す。不安が増すと体はボロボロになった。
結局主治医のおかげでPCRを受けることができ、無事陰性を叩き出した。
ここまで約2週間。
しかし、こうしてストレスから解放されたはずなのに、なぜか体調は戻らず。
体中が痛い。重い。息苦しい。
もしかして重大な病気か……?
冷静に考えて、2週間も緊張状態と体調不良が続けば体がどうにかなっていて当たり前である。
心配してくださった会社の方々が、励ましてくださった。
「体を壊しても会社は何もしてくれない」
「どこにいっても今のままでは同じになる」 と言葉をくださった。
意外なことに、その時まで私は仕事の疲れやストレスがあるとは考えもしなかった。
人間関係は良好だったし。体は健康だと思っていたからだ。
しかし睡眠時間なんていつも4時間くらい。
1年の残業時間は口に出せないくらい。期待されて、責任ある役職で転勤して、「頑張るぞ!」といきごんでいた。
小さなストレスが少しずつ積み重なっていった。
生活習慣も食生活もダダ崩れ。
たくさんたくさん無理をして、「無理するな」と声をかけてくださる人々や、ずっと悲鳴をあげていた自分の体の声に耳を傾けずにいた。
「まだ若いから大丈夫ですよ!」
ほんの少しのきっかけで、壊れるのは一瞬で、元に戻すには時間がかかる。
自分がどんな病気かなんか分からない。
分かるのは、本当に感染していたら助からなかったであろうことだ。
健康にならなければ。
健康になりたい。
健康を求める旅が始まった。