劇場版『SHIROBAKO』感想 遊びまくりの素敵アニメーション
劇場版『SHIROBAKO』を見に行ってきました。とっても面白かったです…
※この記事は本編のネタバレを少し含みます
視聴者にも初見にも優しく
TVアニメは2014~2015年に全24話で放送されました。
約5年前というのは時の流れを感じますね。
それに合わせてか『SHIROBAKO』劇場版では、TVアニメの続きとして4年後の世界が描かれる完全新規のストーリーとなっています。
私もTVアニメを振り返っていなかったので、「ついていけるかな?」という心配はありましたが、冒頭でこれまでのストーリーの簡単な紹介があったためしっかり楽しめました。
登場人物が多い作品ですが、ひとりひとりが登場するたびに「あぁこのキャラのエピソードあったな」「このキャラクターの設定はこうだったな」と記憶が蘇ってきてどんどん作品に入っていけました。
ストーリーや登場人物の導入は分かりやすく、初見の方でも楽しめる構成だったと思います。
もちろんTVアニメや水島努監督の他作品を見ていれば楽しめるネタも充実していました。
本編のネタバレを書くわけにもいかないのでとりあえず、「運の悪いヒポポタマス」でも貼っておきます。
遊びまくりの水島努監督
上記の「運の悪いヒポポタマス」は水島努監督の「迷家-マヨイガ-」という作品で登場人物達が突然合唱する楽曲です。
水島監督の作品は突然歌ったり踊ったりしだす場面があります。
場面によっては「俺はいったい何を見せられているんだ…」と思うこともしばしば。
でもなぜか惹きつけられる謎の魅力…。
もちろん、劇場版『SHIROBAKO』にもありますのでお楽しみに。
なにより見てほしいのはこれでもかと動きまくるアニメーション。
アニメ制作を題材としたアニメなので、アニメの表現や作画に一切の手抜き無し。「見ろ!これが俺のアニメだ!」と言わんばかりの熱が伝わってきます。
制作者の苦悩
『SHIROBAKO』の主人公格の人物は5名。
それぞれ制作、作画、CG、脚本、声優と違った役割を持っており、それぞれのアプローチから、仕事への苦悩が描かれます。
4年が経過して、「アニメが好きで飛び込んだけれど…」「好きを仕事にしたこと」について書かれる場面がとても印象的でした。
TVアニメではTVアニメシリーズの苦悩が描かれましたが、劇場版では劇場版制作の苦悩が描かれます。
細かい部分で何度も泣いたのでマスクがびしょびしょになりました。
この作品の根幹をなすテーマなので、ぜひ様々な人に見てもらいたいです。
「教える」と「教えられる」
作品全体で多いのが「教える」と「教えられる」
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、心で分かっていても頭で分からないことはありますよね。
「あなたはいったいどうしたいの?」と投げかけられているような気がしました。
来場者特典は週替わり
1週目と2週目で色紙の内容が変わったようです。
一緒に見に行った友人がくれたので2枚。
集めるほどのファンでは無いですが、こういうのは地味に嬉しいですね。
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— SHIROBAKO 公式🎥2/29劇場版公開🍩 (@shirobako_anime) 2020年3月8日
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